なぜ、清掃を業者に頼むのか?

自殺や孤独死、事故死などで亡くなられた場合、遺体の発見までに数日、酷い場合は数ヶ月かかってしまう場合があります。人の身体というのは、死亡してから、気温の高い夏なら4~5日、気温の低い冬でも7~10日ほどで腐乱が始まります。腐乱が始まれば同時に臭いも発生します。

特に、自殺や孤独死などの場合、密閉された室内が多いので、その臭いは普通に生活していたら想像もつかないようなものです。

自殺や孤独死、事故死などによって誰にも発見されずに見つかった遺体は、様々なものを周囲に残します。腐乱した遺体にはウジが発生し、ハエも大量に集まります。実際、発見までに数週間経過した現場は想像を絶します。

遺体を発見した場合、必ず警察が立ち会って遺体を回収していくと思います。ですが、腐乱の進んだ遺体は、血液、体液などを周囲に残していきます。それらの後片付けは、親族や保証人(物件のオーナー様なども含む)が行わなければなりません。

親しい人が亡くなられ、衝撃的な現場を見た後に、通常では考えられないような状況の現場を掃除する。一般の方がそう言ったことをするのは非常に難しいと思います。

我々は、そういった状況の中にある、お客様の悲しみを少しでも和らげることが使命だと感じます。誰かがやらなければいけないのです。それならば、我々が一手に引き受ければ、悲しみに暮れている多くの方が救われるのではないかと考え、日々現場を回っているのです。

 

清掃だけでは「現状復帰」が難しい理由

基本的には、どんな現場でもご相談があれば清掃させていただきます。但し、こういった衝撃的な現場の場合、清掃するだけでは「現状復帰」が難しい事もあります。亡くなられた際に流れた血などは、壁や地面に染み込んでしまい、完全に清掃する事ができない場合も少なくありません。

その場合は、当社ではリフォームという形で、元の状態に戻させていただきますので、どのような現場でも「清掃」できるか、といえば難しいですが、「元の状態に戻す」のであれば、どのような状態でも問題ありません。ただ、極力金額のかからないような最適な方法をご提案させていただきます。