2010年10月1日発売「文藝春秋」に事件現場清掃会社代表の高江洲敦がコメントを寄せました。以下掲載記事文面です。

横浜を拠点に、自殺・孤独死・事故死などが起きた部屋の清掃にあたっている「事件現場清掃会社」の高江洲敦代表は、孤独死のケースをこう話す。
 
「今年の八月だけで約六十件の現場を清掃しました。うち七割ぐらいが孤独死で、年々増加してきている印象です。多い場所は、横浜の青葉区、東京の府中、八王子など、一昔前に新興住宅地として開発された場所。孤独死するのは五十五歳〜六十五歳くらいの世代が目立ちますね。独身のままだったり、離婚していたりでひとり暮らしをしていて、会社もリストラにあっていたりすると、誰も探して付き合ってくれる人がいない。近所との付き合いもないから発見が遅れてしまうのでしょう」